事業内容のご紹介

クレーン

苅田荷役株式会社では創業以降、宇部興産株式会社の協力会社として、宇部興産株式会社の苅田セメント工場での港湾荷役作業及び設備の運転保守管理業務を行っております。「港湾荷役作業」という仕事はあまり耳馴染みのないお仕事かもしれませんが、産業を支えるうえで重要な業務の一端を担っています。当社では創業以降、一貫してこの港湾荷役作業を主要な事業として行っております。

港湾荷役作業とは?

港湾荷役作業とはその名の通り、港湾にて貨物の積み込み、積み卸し下ろしや貨物の運搬を行う作業です。作業をする港や運ばれてくる貨物によって港湾荷役作業の内容は様々で、当社では宇部興産株式会社の苅田セメント工場に運ばれてきた原料の受け入れと工場内で生産されたセメントの出荷を行っております。作業内容はセメント原燃料荷揚げのクレーン運転、セメント積込作業、船内作業、出荷設備の機械運転作業と、原燃料を取り扱っているため、クレーンや専用の機械を使用した作業も多くございます。工場での生産に必要な原燃料の受け入れと生産物の出荷に必要な作業を行う、いわば工場と船の間をつなぐ重要な仕事です。

クレーン

主な作業内容

クレーン作業

水切りクレーンを使用して、港に到着した船から貨物を降ろす積み卸しの作業を行います。水切とは船舶で輸送した貨物を陸地へ揚げる作業のことで、貨物を「水面から切る」ことから「水切」と呼ばれるようになりました。当社では水切クレーンでセメントの原燃料を水切し、陸地へ揚げた貨物はそのまま工場内へと運びます。クレーン運転のほか、原料船の綱取り作業、船内作業員への合図が主な作業です。

クレーン

包装出荷設備の機械運転

苅田セメント工場内にて製造されたセメントを出荷できる状態にするため、専用の設備で包装する工程の作業です。設備の機械運転が主な作業で、スクリーンにて各作業の状態を確認しながら運転を行っていきます。機械運転には操作スキルが求められ、安全管理に注意しながら作業を進めていきます。オペレーターは基本的に機械運転室内での作業になります。

運転

セメント積込・原燃料船船内作業

苅田セメント工場にて生産されたセメントを出荷するため、専用のパイプを用いて船舶にセメントを積み込む作業を行います。港から船へは機械で積み込みますが、陸地から通したパイプを船へ接続する作業は手作業で行っています。積込時に万が一セメントが漏れ出してしまうと大変ですので、安全確認をしっかり行いながら積み込みを行います。その他、原燃料船内にて重機を船内に運ぶための玉掛け作業や、クレーンで掬いきれなかった残りの原燃料をショベル等の重機でまとめて残さず工場へ運ぶ作業を行なっています。

セメント積込